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腕時計の防水について

弊社ではオーバーホールの際に10気圧までの防水試験を行っております。ただし、ご使用により防水性は低下する恐れがありますので防水検査は防水保証させていただくものではございません。また防水性回復に努力はさせていただきますが、ケース、裏蓋、リューズ等の錆や劣化により回復しない場合もございます。予めご了承ください。

腕時計は水濡れに要注意

注意して使用し、定期的なメンテナンスが必要

ご使用にあたって衝撃や環境、時間の経過により各種パッキンはもちろん、時計のケース・裏蓋・ベルトなどは経年劣化していきます。防水性は永年続くものではありません。使用していくにつれ防水性が落ちてくると認識ください。

経験上油切れによる不具合の状態より、水の侵入してしまった状態の方が重傷です。修理することが大変でいくつも部品交換が必要になったりケースが錆びて防水性が十分回復しない場合や最悪の場合には手の施しようがないということもございます。

ロレックス等高額でしっかりとしたつくりの時計でも湿気が混入した時計がよく持ち込まれます。長く防水性能を維持するためには丁寧に使用し、極力水気にさらさないようご注意いただくことや、定期的にメンテナンスをすることが必要です。

時計の湿気、水滴混入を防ぐ

防水時計でもご注意が必要です。

①濡れた状態でリューズやプッシュボタン操作をしないでください。

時計内部に水気が入る可能性がございます。

②濡れている場合はふき取ってください。

濡れたままにしておくと隙間に汚れが溜り錆、防水不良の原因となります。特に海水が付いた場合は真水で洗ってからふき取ってください。

③入浴やお風呂・温泉・サウナでは使用しないでください。

高温の状態や温泉成分が金属の変色・腐食を引き起こしたりパッキンの劣化を早める可能性がございます。水垢や石鹸カスが溜ることで錆、防水不良の原因になります。

④勢いよく水道から水をかけないでください。

日常生活強化防水の時計でも、水道の水圧によっては水気が入る可能性がございます。

防水性が高い時計について

防水性が高い時計こそ過信せず注意が必要です。

10気圧以上の防水時計の多くはねじ込み式リューズになっています。リューズのネジ山が破損したり、摩耗しねじ込みが浅くなると当然防水性が下がってくることがあります。

防水性の低下は外見から判断することはできません。そのため、防水時計と思い水に注意することなく使用して、ある日突然たくさんの水が混入してしまう場合もございます。

文字盤や針の交換は外装になってしまうため、入手できるのは一部のブランドに限られます。リューズも同様で入手できたとしてしても部品が高額な場合が多いです。ねじ込み式リューズの操作も丁寧に行うことをお薦めいたします。

海水の侵入は錆を早く進める

腕時計を海で着用したり、泳ぐことはお薦めいたしません。

100m(10気圧)防水の時計でも100m潜れるわけではありません。浅瀬を潜水、泳ぐ程度と言われておりますが、使い方次第では水の入る危険があります。時計にとって一番悪い状態は水が入ってしまった状態です。内部の機械はもちろん文字盤や針も交換が必要になります。特に海水が入ってしまうと錆が早く進みます。

高価な時計をされて海で使用したり、着用したまま泳ぐことはリスクが高く、お薦めいたしましせん。海で使用される場合はメーカーでの防水チェックをお薦めいたします。

防水時計の構造

時計を水滴、水没から守る構造

時計の構造によって多少は異なりますが、一般的には、ガラス・裏蓋・リューズ廻りにゴム製やプラスチック製のパッキン(ガスケット)が組み込まれ、水滴、水没から守っています。

裏蓋は、はめ込みの構造、ねじ止めの構造、スクリュー式の構造があり、ロレックスなど10気圧以上の防水時計の多くは、主にスクリュー式の構造になっています。防水時計でも裏蓋がネジタイプものもありますが、汗などがしずつ侵入し、裏蓋とケースの接地面が錆びることも少なくありませんので注意が必要です。

防水時計の性能表示

性能別の表示例と注意事項

日常生活用の防水表示はbar(気圧)表示、潜水用の場合はm(メートル)表示をすることになっています。いずれの防水時計も取扱い方法や注意事項について、取扱説明書を十分に確認して使用することが大切です。

(「WATER RESISTANT」はJIS(Japanese Industrial Standard=日本工業規格)及びISO(International Organization for Standardization=国際標準化機構)に基づいた防水時計の性能表示です。)

日常生活用防水時計(JIS1種防水時計)

2~3気圧防水

表示例

・WATER RESIST
・W.R.

用途/取扱い注意事項

日常生活での汗や洗顔のときの水滴、雨などに耐えられるもの。 水仕事、水遊び 潜水などには使用しないように気をつけてください。

日常生活用強化防水時計(JIS2種防水時計)

5気圧防水

表示例

・WATER RESIST 5BAR
・W.R.5BAR
・WATER 5BAR RESIST

用途/取扱い注意事項

水に触れる機会の多い水仕事や水上スポーツをされる方にお使いいただけます。水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。

10~20気圧防水

表示例

・WATER RESIST 10BAR
・W.R.10BAR
・WATER 10BAR RESIST

用途/取扱い注意事項

水上スポーツや水泳及び素潜り等をされる方にお使いいただけます。 ダイビングには使用しないでください。

空気潜水時計 (JIS1種潜水時計)

100m~200m防水

表示例

・AIR DIVER'S 100m

用途/取扱い注意事項

表示されている水深(例:100m)までの耐圧性と長時間の水中使用に耐える防水性を備えています。 潜水時間、減圧時間を測定するのに必要な回転ベゼルなどの装置付で、 ボンベに圧縮空気の呼吸気体を入れて浅海で潜水する時(スキューバダイビングなど)に使用する時計です。 飽和潜水用に使用することはできません。

飽和潜水時計 (JIS2種潜水時計)

・200m~1000m防水

表示例

・HE-GAS DIVER'S 300m

用途/取扱い注意事項

表示されている水深(例:300m)までの潜水に耐える防水性を備えています。 潜水時間、減圧時間を測定するのに必要な回転ベゼルなどの装置付で、 ヘリウムと酸素の混合ガスの呼吸気体を利用し、深海で潜水する時(飽和潜水)に使用する時計です。

非防水時計

裏ぶたに、WATER RESISTの表示がないものは、直接、水に触れないよう注意してご使用下さい。

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